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競技報告
【最後の本部門出場で2位タイに終わった蝉川と中尾】
第3日 競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi
蝉川泰果
中学時代の3年間で最も取りたいタイトルが、日本ジュニア12~14歳の部だろう。ともに最後の本部門出場となる蝉川泰果(兵庫教大附属中学3年)と中尾亮太(同志社中学3年)は、池田の連覇を阻むべく、出だしから強気のプレーを見せていた。しかし、ともに通算イーブンパーの2位タイ。惜しくも最後の本部門で優勝杯を掲げることは出来なかった。

蝉川は、「攻めて、攻めて。ボギーを打ってもバーディを奪って取り返すつもりでプレーしていた」と6番でボギーが先行するも、8番からの3連続バーディで盛り返す。12番で再びのボギーも13番バーディ、15番ボギーの後は17番でバーディと、有言実行だった。しかし、最終ホールで
中尾亮太
のボギーは、どうやっても獲り返せない。「2位という成績は、自分の実力通りだと思う」そう謙虚に話す蝉川。それも自分のウィークポイントをしっかりと掴んでいるからだろう。「自分は171センチ、61キロと身体が小さいんです。これから、もっとトレーニングをして、身体を大きくしたい。そうやって、ドライバーショットの平均飛距離を20ヤードぐらい伸ばすことが出来れば…得意のショートゲーム、パッティングの練習とともに、飛距離を伸ばしたい」と、目標とするタイガー・ウッズのようなアスリートゴルファーに成長すべく、明日から再びトレーニングに励むつもりだ。

中尾は、優勝を逃した悔しさを隠そうとはしなかった。それは、「ショットは良かったのに、チャンスを決めきれなくて…」というパッティングの不調が足を引っ張ったからだ。2番で4メートルのチャンスを外し、「悪い流れになるかも…」と感じながらも3番で7メートルを沈めてこの日初バーディ。しかし、その後も2メートルから5メートルの「バーディチャンスは6ホールぐらいあった」というバーディパットが全く決まらない。足踏みを続ける間に、池田はスコアを伸ばしていく。中尾に焦りが生まれたのか13番では30センチのパーパットをミスすると、14番ではこれまで好調だったティーショットを左に曲げて「無理やりに攻めようとしてしまいました。冷静な判断が出来なかった」と連続ボギーを叩いてしまう。特に悔しかったのは最終盤の15番からの3ホール。「2メートルとか3メートルのバーディパット。これをショートしてしまいました」と唇をかむ。中尾は本部門最後の出場となる本年に賭けていた。「昨年は関西ジュニアで失敗して。今年は、関西ジュニアにも優勝して、その勢いもあったし、絶対に勝ちたかった」と、心の裡を吐露した。

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