池田悠希(崎辺中学校 3年)が本部門では史上3人目の連覇を達成した。「大会が始まる前からみんなから連覇はすごいことだから頑張って、と応援してくれて励みになった。優勝できてうれしかった」と喜んだ。前半を終わった時点では同じ組で回る山中頌(員弁中学3年)に1打逆転されており、「自分のゴルフを最後までしよう」と後半に挑んだ。その甲斐あってか、13番でピン右奥2メートル弱のバーディパットを決め、17番でもピン横1メートルのバーディパットを決めた。「ドキドキしながらも自分のゴルフができたのでうれしい。他の人のスコアは気になるけれども、気にしないようにした」。その他の選手がスコアを崩したこともあって、終わ
ってみれば2位に4打差をつけての優勝だった。
昨年本部門に優勝してからは、「メンタル面が弱いほうかもしれない。そこを先生に鍛えてもらいました」という。プロに指南を仰ぐ彼は「負けたくない。パットを入れられたら入れ返す」ということをプロと一緒に回ることによって鍛えたという。その効果はあったということだ。
5年後の霞ヶ関カンツリー倶楽部・東コースでは、東京オリンピックのゴルフ競技が開催される。「出たいというのはありますけど、まだまだ高い壁なので、頑張ります」と精進する。
5年後に池田は20歳。どんなプレーヤーに育っているだろうか。将来は「世界で活躍するプロゴルファーになりたい」と夢見る。5年といえば長いような気もするが、終わってみると短く感じるものだ。実はもうそこまできているのかもしれない。選手のそれぞれの準備が問われる。
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