連覇のかかる勝みなみ(鹿児島高校2年)が、じわりと浮上した。第2ラウンドは3アンダーパーの70をマークして通算でも3アンダーパーの7位タイに。首位の蛭田には6打差と大きく水を開けられたが、それでも諦めたわけではない。
引っ掛かり気味だったドライバーショットが、この日は軽いドローボールにまで復調していた。昨日のラウンド後の練習の成果だった。それが4バーディ(1ボギー)につながったと勝はいう。さらにアイアンショットのキレも戻りつつある。復調の兆しから、確かな手応えに。そうなったら…。勝は最終ラウンドの展開をにらむ。
「明日も、とりあえず3アンダーパーをノルマにします。でも、今日は決め切
れなかった3メートル前後のパットが入ってくれれば…。今年は大爆発したラウンドがないから、それが明日の最終ラウンドにきてくれたらいいですね。自分に期待したいと思います」
昨年に続いての大逆転優勝を密かに狙っているような口ぶりであった。
|