日本女子アマチュアゴルフ選手権競技の準決勝で、優勝した勝みなみに惜敗したものの4位と活躍した佐渡山理莉(緑風学園久志中学校3年)が、今大会も2アンダーパー71と安定したゴルフを展開している。10番ホールからのスタートで12、15、17番とバーディを奪い、この段階で3アンダーパー。18番で第2打をグリーン右サイドのバンカーに打ち込み、ここからのショットが寄らず、入らずのボギーとなって、勢いにブレーキがかかってしまった。後半は、全てスコアカードどおりにパーが並んでの2アンダーパー71だった。
「後半は不安だったショットが暴れ出して、パーオンできないホールが多かった。アプローチショットとパット
でなんとか我慢し切れました」
実は、日本女子アマ後にショットの調子が崩れ、思い通りのゴルフが出来ない状態だったという。そこで、今大会を前に沖縄で1週間の特訓に取り組んだ。
「私のスウィングはダウンスウィングに切り返すとき、クラブヘッドを遅らせるというか、タメを作るタイプなんですけど、そのタイミングがとれなくて、かなり真剣に練習しました。毎日8時間の練習を続けました。でも、結局直し切れずに、今大会を迎えてしまいました。だから、楽しみというより不安の方が多い状態のゴルフで戦わなければいけないと覚悟してきました。テーマは粘ること。後半は、それができたし、前半も8番までは復調の兆しを感じていました」
佐渡山は、そう第1ラウンドのゴルフを振り返った。
食事を済ませると、ドライビングレンジに。ここで兆しを感じたというスウィングのタイミングを入念にチェックすると、明日以降のプレーを見据えた。
「まだ修正し切れていないので、不安もあります。第2ラウンドはパーをとるゴルフで組み立てて、最終ラウンド後半には優勝を狙えるポジションに自分を置いておけるように頑張ります」
猛練習が実ることに期待したい。
|