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競技報告
【山口すず夏はバーディパットを決め切れずに1打差の2位に一歩後退】
第2日 競技報告:塩原義雄 写真:Y.Watanabe
起床は午前3時。相模原市の自宅からコースに通う山口すず夏(鵜野森中学3年)は、ゴルフのときにはスタートの4時間前に起床することを決めている。第2ラウンドは午前7時のトップスタートだった。

「何かの本で読んだのですけど、起床してしっかり体が動かせるようになるまで4時間かかる、とあったので、いつの間にか、それが習慣になってしまいました」

父親の運転でコースに向かう。車の心地よい振動に眠気を催すが、寝てしまったら意味がない。好きな歌を大きなボリュームで流し、自分も歌いながら眠気を吹き飛ばしている。

第1ラウンドは68と突っ走った。第2ラウンドは…。「ドライバーショットが引っ掛かり気
味ということもありましたが、決めなければいけないパットが入ってくれなくて」という苦しいゴルフで前半は1バーディ・1ボギーの37。後半も1バーディだけに終わり、伸び悩みの結果になった。前日の5アンダーパーから通算6アンダーパーに。2位に後退していた。

「今日のパッティングでは、このスコアで仕方がないと思います。アンダーパーでラウンドできたことで、よしとします」

最終ラウンドは、どんなプレーを心掛けるのであろうか。「自分は優勝争いをした経験がないので、きっと相手のプレーが気になると思います。気にしないようにと思っても気になるんじゃないか…と。そういう自分を受け止めながら、自分の1打に集中していきたい」

最終ラウンド最終組でスタート時間が、今日よりちょっぴり遅くなるので起床時間も第2日よりは遅くていい。それが、2日間6アンダーパーのささやかなご褒美である。

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