阿久津未来也(日本大学3年)が昨日4アンダーパー66をマークした貯金を活かして、この日は時折強い雨が吹きつける中、2バーディ・3ボギーの1オーバーパー71にまとめ、通算3アンダーパーで首位をキープした。「雨が強かったので、耐えて耐える1日でした」と安どの表情だ。
この日は10番ホールからスタートし「雨だったのでパープレーでいい」と思ってプレーしていると、15番ホールでバーディが来た。18番でボギーを打つもこの時点では目標のパープレーだった。
ハーフターンして後半へ。2番で再びバーディを奪うも「アウトはなんとなく苦手意識があって」その不安が的中してしまう。4、5番と連続ボギーだ。4番はアプローチをミスし、3メートルのパーパットを残しこれを外し、5番は1メートルのパーパットを外してしまった。「ショットの感覚は昨日と同じでよかったのに、パッティングの感覚は昨日より良くなかった」と短いパットを外してしまったのが「悔いが残る」ところだ。
雨が降ってグリーンのコンディションが変わったのか、と聞いてみると「いえ、雨が降っても普通どおりの転がりで速かった」と否定する。パッティングのフィーリングが変わったのは、雨のせいではなく、テクニカルな問題なのか、インタビューを終えるとパッティング練習に早速向かった。「パッティングが本来の自分のものに戻せれば、スコアメイクできるようになる」と自信を持っている。
36ホールを終了して、アンダーパーは阿久津と2位の原田凌の2人だけ。このまま阿久津が首位をひた走るのか、それとも他の選手が追い上げるのか、まだ残り36ホールあるだけに予断は許さない。
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