第1ラウンドから首位を走る阿久津未来也(日本大学3年)。この日は1バーディ・3ボギーの2オーバーパー72とスコアを落としたものの、通算1アンダーパーで原田凌(大阪学院大学4年)と並んでの首位をキープした。前半はパーオンして2パットが続き、1バーディの1アンダーパー34とまずまずの内容だった。ところが「3~4メートルのバーディチャンスで早めに1、2個バーディが獲れていれば流れをつかめたのに、ショットが乱れてきてしまった」と14番のティーショットを大きく左に曲げてしまい、林の中に打ち込んでしまうミス。「えっ」と言うショットだっただけに、気持ちを引きずってしまい、このホールをボギー。さらに16、17番と「第1打のミス」が続き、「悔しい」連続ボギーを叩いてしまう。
終盤のミスが響き、追い上げてきた原田に並ばれてしまった。「今日はホールロケーションが難しかったし、スコアを伸ばせるコンディションでもなかった」と現在のポジションには納得している。あとは「限られた時間の中でショットを修正して」明日に挑みたい。優勝すれば、9月のアジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップに出場することができる。これまでツアーには2011年作新学院高校時代にフジサンケイクラシックに出場した経験がある。ただし、このときは台風の影響で試合が36ホールに短縮して行われた。そのためにベストアマになったのだが「自分の中では不完全燃焼」だった。もう一度ツアーに出て、しっかりと予選を通過し、4日間プレーしたい。アジアパシフィックオープンの開催コースは、本選手権と同じ大利根カントリークラブで西コースを使用する。「西コースも一度試合で回ったことがある」だけにコースは知っている。出場権を「自分の力で掴み取りたい」と優勝を目指す。
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