2015年度(第69回)日本学生ゴルフ選手権は28日、茨城県坂東市の大利根カントリークラブ・東コースで第4ラウンドを行った。首位と3打差に10名がひしめく大混戦となった本選手権。最終ラウンドも最後まで優勝がわからない白熱した試合となった。
前半で首位タイスタートの阿久津未来也(日本大学3年)が2つ、原田凌(大阪学院大学4年)が1つスコアを伸ばしたが、それを上回ったのが1打差の3位タイにつけていた長谷川祥平(大阪学院大学4年)。通算3アンダーパーで長谷川が単独首位に立って後半のプレーを進めるが、1つ前の組でプレーしていた比嘉一貴(東北福祉大学2年)が66でホールアウト。通算4アンダーパーで最終組を待っていた。その最終組は、阿久津と長谷川がともに通算4アンダーパーで18番ホールに入る。阿久津がティーショットを左林に打ち込むミスからダブルボギーで後退すると、長谷川はピン左6メートルのバーディパットをねじ込み、65でホールアウト。劇的な幕切れで、通算5アンダーパーにスコアを伸ばした長谷川が逆転で本選手権初優勝を果たした。1打差の2位に比嘉、さらに1打差の3位に原田、阿久津は通算2アンダーパーの4位に終わった。
なお、本選手権優勝の長谷川祥平は、9月24日(木)から27日(日)の4日間、本選手権の舞台となった大利根カントリークラブの西コースで開催されるアジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップダイヤモンドカップの出場資格が付与された。
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