高久ゆうな(東北福祉大学1年)が5バーディ・4ボギーの1アンダーパー71をマークし「全体的に落ち着いてプレーできました」と単独首位に立った。「ショットの調子は良くなかったですけど、アプローチ、パターで」しのいだ。
10番ホールからスタートして、11番で10メートル、16番で2メートル、ハーフターンして2番で5メートル、4番で6メートル、9番で6メートルのバーディパットを次々と沈めた。16番、5番、8番とボギーを叩いたが、それを見事にカバーした。
彼女には同じ東北福祉大の2年上に姉のあずさ、中学3年の妹みなみと姉妹がいて、3姉妹でいずれもゴルフをしている。父の幸夫氏は、東北ミッドアマチュアゴルフ選手権で優勝し、日本ミッドアマチュアゴルフ選手権にも出場している腕前で、3人にゴルフを教え育ててきた。現在はゴルフ場の支配人を務める身なので、忙しくてなかなか彼女たちにゴルフを教える時間はないと言う。
それでもゆうな・あずさの2人は、同じ大学のゴルフ部に在籍しているので「お互いにスウィングを動画で撮って」チェックしあっているという。ゆうなは、これまで東北高等学校ゴルフ選手権に2度優勝するなどの実績を残してきているが、まだ「日本」タイトルはない。「優勝を目指したい」というのうが本音だ。ただ「ドライバーもアイアンも左に行く」とショットに不安もある。第1ラウンドはそれをショートゲームで補えたが、あと2日間そのままいけるかとなると疑問符がつく。となれば、ショットの調整を急ぐしかない。「修正していきたい」と課題のショットに命運がかかる。
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