単独首位でスタートした金澤志奈(中央学院大学2年)。初優勝をかけて最終ラウンドをスタートしたが、ショットが乱れて苦しいゴルフを強いられる。スタートの1番でボギーを叩くと、4番(パー5)でもボギー。6番ではよもやのダブルボギーを喫し、2つスコアを伸ばした山下美樹に首位を譲った。その後は、安定しないショットを得意のショートゲームで補い必死のパーセーブを続け、16番でバーディを奪い、追撃態勢を整えたかと思ったが、余りにも残りホール数は少なく、通算3オーバーパーの2位に終わった。
ユニバーシアード競技大会個人・団体銀メダルを獲得し、一皮むけた感のある金澤だが、あと一歩全国タイトルには手が届かず、「ショットが悪すぎました。仕方ないです。次に頑張ります」淡々と話す少ない言葉が逆転負けを喫したショックの大きさを表しているようだった。
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