2015年度(第80回)日本オープンゴルフ選手権ドリームステージ1Cブロックが2日、千葉県の我孫子ゴルフ倶楽部で開催され、13歳の田中章太郎がただ一人のアンダーパーとなる70をマークしてトップ通過を決めた。快晴微風の絶好のコンディションの中で行われたドリームステージ1Cブロックは、124名の選手が出場。78ストロークの21名と、79ストローク8名からマッチングスコアカード方式により4名の合計25名が7月14日に千葉県の浜野ゴルフクラブで開催される地区予選への通過を決めた。
国内を代表する難コースの我孫子GCにもかかわらず、上位陣は好スコアをマークした。この我孫子GCで練習を積んでいる13歳の田中章太郎は、前半を2バーディ・1ボギーの35で終えると、10番から連続バーディを奪い、3アンダーパーまでスコアを伸ばす。13、14番で連続ボギーを叩いたものの、17番でバーディを奪い、この日5バーディ・3ボギーの70でホールアウト。2アンダーパーのトップ通過に、「普段、練習させていただいている我孫子ゴルフ倶楽部でドリームステージが開催されると知って、出場を決めました。今日は、60~70ヤードのショートアイアンを寄せきれませんでしたが、パッティングが良かったです」とトップ通過に笑顔を見せる。しかし、「もっと良いスコアが出せたかも…」と70と言うスコアには不満が残ったようだ。田中は昨年の茨城県ジュニアオープンに優勝するなど優秀な成績を収め、関東ゴルフ連盟の特別育成選手にも選考され、ナショナルチームメンバー入りを狙う選手。ドリームステージ福島大会でトップ通過を果たした中島啓太とともに、楽しみな選手が地区予選進出を決めた。
2打差のイーブンパー2位で地区予選通過を果たしたのは、18歳の斉藤史晶。斉藤は2011年の日本ジュニア男子12~14歳の部で優勝を果たし、ジュニアオープンにも出場している将来を期待される有望選手。この日は、スタートの10番でバーディを決めるなど前半で1つスコアを伸ばしたが、後半3番でボギーを叩き、その後はスコアを伸ばせずにイーブンパーに終わった。
なお、25名の年齢内訳は10代が6名、20代4名、30代1名、40代3名、50代8名、60代2名、70代1名と幅広い年代となり、ドリームステージの開催意義が顕著に表れる結果となった。
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