2015年度(第22回)日本ミッドシニアゴルフ選手権は10日、広島県東広島市の広島カンツリー倶楽部・西条コースで第2ラウンドを行った。午前中は時折小雨も降るコンディションの中で進められた最終ラウンド。前半からスコアを伸ばしたのは、首位と1打差2位タイでスタートした権純福。権は、1番ホールでいきなりイーグルを奪うなど、3ホールで4つスコアを伸ばすロケットスタートを決めて、前半を3アンダーパーで終える。首位スタートの菅原健も粘りのプレーで8番までイーブンパーとして食い下がるが、9番でダブルボギーを叩き、首位を明け渡してしまう。天候も回復した後半。菅原が連続ボギーを叩くなど失速してしまったのに対し、権は2ボギーで堪えて、この日1イーグル・3バーディ・4ボギーの71でホールアウト。通算2アンダーパーで嬉しい全国初タイトルを手中に収めた。2打差の2位タイには、関西ミッドシニアゴルフ選手権と関西シニアゴルフ選手権を制した引地理策と、地元広島の菅原良樹が入賞。
菅原健は、最終18番で4オーバーとするなど78と大きくスコアを落とし、通算4オーバーパーの10位タイに終わり、昨年大会のリベンジはならなかった。
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