大友富雄がこの日、4バーディ・2ボギーの70をマーク。2アンダーパーで首位タイに立った。1番ホールからティーオフした大富は、1、2番とチャンスを逃して迎えた3番(パー3)でティーショットをグリーン左に外してしまう。しかし、ウェッジを使ったアプローチを見事に沈めてチップイン・バーディで、「いつも出だしが悪い自分ですが、今日はバーディが先行して、良いスタートが切れた」と、強まる風も「ゴルフは自然のスポーツですから、いろんな状況を受け入れて」気分良くホールを進める。8番(パー5)でも計算通りバーディを奪い、2アンダーパーまでスコアを伸ばしたが、9番でボギー。後半も12、16番の2つのパー5でバーディを奪いながら、18番で「2打目はピン真っすぐ。だけどショートしてグリーン手前バンカーに…」と風を読み切れなかったのか、ボギーフィニッシュ。
「前後半の最終ホールでボギーを叩いたのは、いけませんね」と、好スコアにもほんの少し悔いが残るラウンドだった。
その悔しさの先に垣間見えるのは、大友の本選手権に向かう気持ちだ。「昨日、権さんがミッドシニアで優勝されて、本当にうれしかった。僕も権さんに続きたい」と語る。そして狙うは、東北選手の日本タイトル連勝だ。「僕も勝てば、“東北旋風“ですよね」笑顔の大友のまなざしは、優勝杯しか見ていない。
|