北海道ミッドアマチュアゴルフ選手権で2011年以来2度目の優勝を果たし、本選手権に出場している佐藤真喜が、3バーディ・1ボギーの安定したプレーで3打差の3位と好発進。佐藤は、スタートから「緊張して、スウィングも安定せず、パーをセーブするのも四苦八苦していた」というが、4番(パー5)の3打目で、復調のきっかけをつかんだ。
「ウェッジでショットをしたのですが、自分の感覚と球筋、身体の動かし方がジャストフィットしたんです」と、これまで練習を重ねてきた低めの球筋を放ったスウィングが、自分の理想とするものと合致して、5番(パー4)のバーディに繋がった。その後もピンチらしいピンチもなく、11番でグリーンエッジから3パットのボギーを叩いたものの、12番(パー5)で3メートルを沈めてスコアを戻すと、15番(パー3)は212ヤードのティーショットを3番ユーティリティーで3メートルつけてバーディを決めた。練習ラウンドで目標としていた70をクリアする第1ラウンドに「上出来ですよ」と破顔一笑につづいて、「今日が自分の精一杯のゴルフですよ」と、謙遜する。
「バーディを狙うよりも、しっかりとパーセーブしていこう」という作戦が奏功しての好スタートにも、驕るようなそぶりは全く見せないが、北海道ミッドアマチャンピオンの実力は確かなもの。明日の第2ラウンドでも北海道ミッドアマ優勝の矜持を見せてくれることを期待したい。
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