「2015年度(第20回)日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権競技」は21日、福岡県のザ・クイーンズヒルカントリークラブで第2ラウンドを行った。
晴天微風の好コンディションでスタートした最終ラウンド。最終組の4人ともに優勝のプレッシャーからか、スコアを崩し、優勝争いは混戦となった。前半9ホールを終え、首位でスタートした川原田梨紗(HGA個人会員)が2つスコアを落とし通算2オーバーパーで首位を堅守するも、前半1アンダーで回った、3打差の5位タイでスタートした前組の山本純子(岸和田CC)に追いつかれた。2打差の3位タイには、5位タイでスタートした関東ミッドアマチャンピオン中村英美(栃木ヶ丘
GC)と9位タイでスタートした平松宣子(グロワール)と田中真弓(成田東CC)が浮上。前年度チャンピオンの守谷敦子(新岡山GC)は、3つスコアを落とし、通算5オーバーで宮坂月子(新宝塚CC)と並び首位に3打差の6位タイで折り返し優勝争いに踏みとどまった。
2位スタートの須田香里(湯柳石橋GC)と3位タイスタートの渡辺恵理(チェリーG宇土C)はともに41と大きくスコアを崩し優勝争いから脱落。3ストローク内に7人が犇めく混戦となり勝負の行方は後半へ。
難易度の高いホールが多いい後半に入り、上位陣の殆どがダブルボギーや連続ボギーでスコア崩す中、抜けだしたのは山本だった。山本は、10番でバーディを奪い首位に立つと、その後も安定したプレーで後半を1オーバーパーでまとめ、この日2バーディ、2ボギーでこの日のベストスコアとなる72をマークし、2位に4打差を付け、逆転で悲願の初優勝を飾った。
2位タイには、中村、須田、守谷と後半1アンダーで回った松尾律子(ギャッツビィGC)が入り、来年福島県のグランディ那須白河GCで開催される日本女子アマチュア選手権競技への出場権を獲得した。
なお、来年の本大会は、愛媛県のサンセットヒルズCCで開催される。
|