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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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国際交流事業は(公財)ミズノスポーツ振興財団から助成を受けております。 |
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【勝の焦りが生んだ13番の悪夢】 |
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心配された天候もどうにか持ちこたえ、規定の54ホール・ストロークプレーで争われることになったクィーンシリキットカップ。日本チームは、第2ラウンドで蛭田が67をマークして、首位の韓国とは9ストロークの大差をつけられながらも2位タイに順位を上げ、最終ラウンドを韓国とフィリピンの最終グループでプレーすることになった。
ネイバーズでの11打差逆転優勝の再現できるか期待が高まる中でスタートした勝負のラウンド。ネイバーズで7アンダーパーを叩き出して逆転劇の立役者となった勝も、勿論それを狙ったが、逆に、スコアを伸ばしたいという気持ちが焦りを生んでしまった。
初バーディは3メートルのパットを沈めた
5番。しかし、6番でティーショットを左にミスすると、7番は1.5メートル、8番はアプローチを寄せきれず、よもやの3連続ボギーを叩いてしまう。しかし、エースとしてスコアを落とせない勝は、9番(パー5)でバーディを奪って1オーバーパーで踏みとどまり、その後は12番までパーを積み重ねて、落ち着きを取り戻したかに思われた。
迎えた13番。池がある112ヤードのパー3は、ショートアイアンでピンを刺し、バーディを奪いたいホールだった。「自分はショットメイカー」としての自負もある勝は、「ピッチングウェッジのフルショットでは大きい。9番アイアンのハーフショットを選択した」が、このショットが「緩んで」ハザードに打ち込んでしまった。打ち直しのショットもハザード。5打目も4メートルと寄せきれず、2パットを喫した勝は、この1ホールで4ストロークスコアを落としてしまった。
14番でバーディは奪ったものの、焼け石に水。この日の勝は5オーバーパーの77で不採用スコアに終わり、ネイバーズトロフィーの再現はならなかった。
「13番が痛かった…1オーバーパーからアンダーパーにするには、2日間上手くいっているこのホールでバーディが欲しくて…焦りが出てしまった…冷静になれなかった」とうなだれる勝。昨年大会に続き、入賞を逃した日本チーム。「3人の中でランキングも1番上にいる自分が全然活躍できなくて、チームに貢献することが出来なかったことが悔しい。
ティーショットはフェアウェイを捉えていたし、アイアンショットも悪くなかったのに…パッティングが入る気がしなかった」と肩を落とす。「ここに勝ちに来たのに…」それに続くであろうエースとして臨んだ本選手権での不甲斐ない自分への叱責の言葉は、胸の裡に飲み込んだ。
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