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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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国際交流事業は(公財)ミズノスポーツ振興財団から助成を受けております。 |
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【松原は+2でチームに貢献するも苦しみが続く】 |
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第2ラウンドで、よもやの14オーバーパーを叩いてしまった松原由美。この日は最後まで根気強く我慢のプレーを続けて見せた。2番で20メートルのファーストパットを寄せきれず、3パットのボギーを叩くと、4番では3メートルを外してボギー。このままズルズルとスコアを落としたのが昨日の松原だが、逆転優勝を狙うチームに迷惑はかけられない。「前半は良く耐えたと思う」と、その後はチャンスを決めきれないまでも、しっかりとパーを積み重ねた。
しかし、松原にとって誤算だったのは、9、10番と2ホール連続のパー5。9番は40ヤードのアプローチを4メートルと寄せきれず、10番では残り70ヤードの3打目をウェッジで1.
5メートルにつけながら、これを決めきれず「あの2ホールでバーディが獲れなかったのが痛かった」と悔やむ。11番でようやく3メートルのバーディパットを決めたが、この日もバーディは1ホールのみ。12番も1.5メートルのチャンスをハウスと、15番では2メートルのパーパットがむなしくホールをすり抜けてボギーとなってしまった。
終わってみれば、1バーディ・3ボギーの74。この日の日本チームでは蛭田とともに採用スコアとなったが、「バーディが少なかった。とにかくパーを重ねて、流れが来たらと思っていたけれど決めきれず…最後まで流れをつかめなかった」と、満足することは到底できない内容に、肩を落とした。「ショットの調子も良くなかったですが、うまくいかな過ぎました。これが今の実力ですかね…」自嘲気味に話す松原。
中学時代には日本ジュニアを連覇したほか、日本女子アマでランナーアップ、さらには日本代表として国際競技に出場してきた松原の実力が、このスコアの程度のものとは誰も思っていない。他の選手を圧倒するスウィングスピードと、巧みなショートゲームは、間違いなく日本選手でもトップレベルだ。
しかし、それだけの選手でもスランプから逃れることはできない。そして、そのスランプがどこで口を空けて待っているのかは、誰にも分からない。この先、松原が振り返った時に、この時期がスランプだったのだろうと気が付くものなのだろうし、そう言えるように、輝きを取り戻して欲しい。
今はただ、自分のポテンシャルを信じ抜く強さをもつこと。信じるという気持ちは苦しみを生むが、それを乗り越えたときに、更に強さを増した松原の姿を見ることが出来るだろう。チームメンバーも、松原がその姿を手に入れることが出来ると信じているに違いない。
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