カート・バーンズ(オーストラリア)は、今日が34歳の誕生日。自ら全米オープンへの出場権を自分にプレゼントした。「素晴らしい誕生日。ハッピー」と喜ぶ。
通算11アンダーパーで並んだ藤田寛之、谷口徹、薗田峻輔、S・H・ペクとの5人によるプレーオフ。最初の2ホールでは緊張して思うようにプレーが出来なかった。プレーオフ1ホール目で藤田がバーディを奪い、まず一人抜けた。残りの枠は「2」。
バーンズは1ホール目もバーディチャンスだったが、ショートしてしまい、パーに終わっていた。2ホール目で薗田がバーディを逃していて、谷口はボギー。バーンズは抜け出すチャンスを逃さなかった。ここできっちりバーディを決め、出場権を獲得した。
これまで全英オープンに2度出場しているが、全米オープンに出場するのは初めて。本選は「エンジョイしたい」と興奮を隠せない。全米オープンへのチケットという素晴らしい誕生日プレゼントだった。
そして、最後の枠を争ったのがペク(韓国)と薗田だった。ペクは最初の2ホールは緊張していて、思うようなプレーが出来なかった。しかし、3ホール目となる3番ホール(560ヤード パー5)には自信を持っていた。その心の余裕がティーショットはきっちりとフェアウェイをキープして、ピン手前1.5メートルのバーディチャンスにつけた。薗田が先にバーディパットをミスし、このまっすぐな上りのラインをしっかり沈めて、決着をつけた。
ペクは初めてのメジャー出場。先週の関西オープンではパットが入らず、予選落ちを喫した。そこで今回はパターを変えて臨んだことが功を奏した。全米オープンでもこのチャンスを活かして、世界に飛躍してもらいたい。
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