関西オープンゴルフ選手権の翌日に鬼ノ城ゴルフ倶楽部に移動してきた各選手。通算14アンダーパーでトップ通過を果たした梁津萬(本間ゴルフ)も、もちろんそのうちの一人だ。
その梁は、関西オープンで第3ラウンドを首位と3打差の5位タイで終えながら、最終ラウンド3発のOBが響き失速。優勝の片岡大育に9ストローク差の18位タイと大きく順位を落として、「成績も急降下。すごい落ち込んだ」と、苦笑いを見せていた。調子自体は絶好調とは言えない中での本最終予選は、「だから今日は何も考えていなかった。昨日は考え過ぎていたんです。リラックスを心がけました」と、スタートからいつもの柔和な表情で飄々とプレーを進めていった。それが功を奏したのか、第1ラウンドで3連続バーディを奪うなど波に乗り、7アンダーパーで2位タイと好発進。続いて行われた第2ラウンドは、「前半はちょっとナーバスになった」と前半で4つスコアを伸ばして見せると、後半も4バーディ・1ボギーにまとめ、7アンダーパー。通算14アンダーパーでトップ通過を決めて見せた。
「今日は、ティーショットでフェアウェイをキープできていたし、アイアンショットもピンに絡んだ。すごい嬉しい。ハッピー!」と、いつもよりも3割増しの笑顔で喜びを爆発させた。
昨年も最終予選を突破しながら、本選はカット。「今年は頑張ります」と、最後まで笑顔の梁だった。
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