昨年、初めて日本で開催された全米女子オープンゴルフ選手権最終予選を勝ち抜いて本選出場を果たした穴井詩が、今年も見事に通算7アンダーパーの5位タイで海外メジャーの切符を勝ち取った。前半の第1ラウンドは5バーディ・3ボギーの70と出遅れた穴井は、「第1ラウンドを終えてトップが9アンダーパーだったので、後半で7つは伸ばしたいと思っていた」という穴井。その気持ちがプレーに表れたのが、第2ラウンドの前半のプレーだった。12、13番で連続バーディを奪うと、15番から3連続と一気に5つスコアを伸ばして目標スコアに2打に迫る。このまま一気に、上位を狙いたい穴井だったが、最後のハーフは1バーディ・1ボギーのパープレー。結局、目標には2打足りず、ホールアウト後は後続の選手のプレーの結果をまんじりともせず待つ身となったが、どうにか5位タイで2年連続の本選通過を決め、ホッと胸をなでおろした。「今日はティーショットが左に引っかかっていたので、前半は耐えた感じで」と苦しんだ1日を振り返る穴井。昨年の全米女子オープンでは、「アプローチのバリエーションが少なかったので、もうちょっと増やして、今年のコースはわからないけれど、しっかりと練習ラウンドをしたい」と、穴井の魅力の飛距離に新たな武器を加えて昨年の雪辱を期したいところだ。
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