トップと4打差の8位タイからスタートした出本珠美が最終ラウンドを2バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの3オーバーパー・75ストロークで回り、通算7オーバーパーの単独2位でフィニッシュした。
「本当に難しかったです」とホールアウト後に語った出本。シーサイドコース特有の浜風、そして朝から降り続いた雨は、過去に数々の輝かしい実績のある彼女でも、このコンディションには苦戦を強いられたようだ。
最終ラウンドは、スタートホールでパーオンするものの、3パットのボギーとしてしまい、出だしから躓いてしまったが、2番(パー3)ホールでティーショットをピン横30cmにつけバーディを奪いバウンスバックを決めて
、嫌な流れをすぐさま断ち切った。1日を通して、ショットは安定していたものの、パットがなかなか決まらず、思うようにスコアを伸ばす事ができなかった。「3メートル以内のバーディチャンスがいくつかあったのに決められませんでした。ああいうのをしっかり入れないといけない」と悔しさを滲ませた。
2014年の地元広島で開催された本選手権で2位、そして今年も2位とあと一歩の所で優勝に手が届かなかった。是が非でもほしい日本タイトルだけに「来年こそは」とリベンジを誓った。
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