高久3姉妹が、地元開催の本選手権で注目を集めている。長女のあずさ(東北福祉大学4年)、次女のゆうな(東北福祉大学2年)、3女のみなみは、明秀学園日立高校1年生で3姉妹そろっての本選手権出場は2014年大会以来2度目になる。父親は、会場になっているグランディ那須白河GCの支配人だ。練習ラウンドは、3姉妹そろっての競い合い。一番負けず嫌いなのは、末っ子のみなみだという。実際、末っ子は「誰にも負けたくない。特に2人の姉には」と明言してやまない。
長女のあずさが1オーバーパーで最初にホールアウトした。続いて次女のゆうなが2オーバーパーの74。最後にホールアウトしたみなみは、1アンダーパー71で3
姉妹ではトップ、全体の27位タイと上位につけた。
「姉たちに勝てたのはうれしいのですが…」。それよりも悔しいことが第1ラウンドにあった。10番ホールからスタートして1アンダーパーで後半に折り返した後の2番を3パットのボギーにした。5番で第2打を1メートルにつけて取り返したものの問題は、続く5番(パー4)だった。ドライバーを手にしてのティーショットをプッシュアウトさせて右サイドのOBゾーンに打ち込んでしまったのだ。結局このホールをダブルボギーにしてしまった。その後の7、9番でバーディを奪い、トータルでは1アンダーパーに持ち直しただけに、5番のOBは痛恨の1打になった。
「この大会、目標は1日3アンダーパー、60台のスコアを並べることだったので、あのOBがなければ、狙い通りのゴルフだったといえたのですが、悔しい結果になりました」。「明日以降は、もっとミスを減らして、当初の目標ラインにいけるように頑張ります」
ラウンド後は、3姉妹そろっての反省会が待っていた。
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