関西女子アマチュアゴルフ選手権3位タイで本選手権への出場権をつかんだ古江彩佳は、滝川第二高校の1年生。現在、プロとして活躍している堀琴音の後輩にあたる。昨年の日本ジュニアゴルフ選手権では12~14歳の部で3位に入っている。
本選手権は第1ラウンドに5アンダーパーの67をマークして2位タイ発進だった。この日は、「2~3メートルのバーディーパットが全然入らなくて」2バーディ・2ボギーの72と伸び悩んだ。得意クラブはドライバー…のはずだったが、本選手権は、そのショットに不安を抱えながら臨まなければならなかった。
「ドローボールが持ち球なんですが、引っ掛かり気味で、しっかりコントロールでき
ていないんです。だからスコアを作れるかどうか不安でした」
いざ本番となると、その不安は、アイアンショットの切れがカバーしてくれた。ショットがピンに絡んで自己ベストスコアの66には及ばなかったものの、好スタートを切っていた。そして迎えた第2ラウンドであった。アイアンショットは、昨日同様に切れていた。再三のバーディチャンス。決まったのは2ホールだけだった。「読んだラインが、一筋ずつずれていました。ストローク、タッチとも第1ラウンドと同じ好感触があったのですが、一日中ライン読みが違っていて、歯がゆいラウンドになってしまいました」
初出場の日本女子アマチュアゴルフ選手権。不安を抱えて臨んだのに好スタートを切り、さらにスコアを伸ばそうとした第2ラウンドは足踏み。古江は、「2、3メートルのパットを重点的にチェックしてきます」と言い残すと、練習グリーンへと足を向けた。
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