2016年度(第58回)日本女子アマチュアゴルフ選手権は24日、福島県西白河郡のグランディ那須白河ゴルフクラブで最終ラウンドを行った。
首位から4打差までに6人がひしめく大混戦でスタートしたこの日、通算11アンダーパーの単独首位でティーオフした吉本ひかるは出だしでボギーを叩く不穏な立ち上がり。それでも2番でバーディを奪い返す。
しかし、6番(パー4)でよもやの8を叩き、一気にトップから陥落すると、変わって首位に躍り出たのは、2打差2位タイにつけて吉本と最終組でプレーしている高橋彩華と佐渡山理莉。さらに1組前でプレーする畑岡奈紗も5番を終えて3つスコアを伸ばす快調なゴルフで首位をうか
がった。その後、佐渡山がスコアを崩して優勝争いから脱落すると、高橋が安定したプレーでスコアを守る。
その髙橋を追う畑岡も11番のボギーから流れを失い、通算9アンダーパーでホールアウト。髙橋は、14番でボギーを叩いたものの、16番のバーディで後続を引き離し、最終18番もバーディで締めくくり、有終の美を飾った。
髙橋はこの日、5バーディ・2ボギーの69でホールアウト。通算12アンダーパーで本選手権2度目の出場で初優勝を果たし、9月29日から10月2日に栃木県那須烏山市の烏山城カントリークラブで開催される第49回日本女子オープンゴルフ選手権の出場資格を獲得した。3打差の2位には畑岡、ここまで本選手権をリードしてきた吉本は、通算8アンダーパーで松原由美とともに3位タイに終わった。
なお、来年度(第59回)大会は奈良県の奈良国際ゴルフ倶楽部で開催される。
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