第101回日本アマチュアゴルフ選手権が5日、北海道苫小牧市の北海道ブルックスカントリークラブで開幕する。開幕を前日に控えた4日、出場者は、最後の調整を行っている。各地区アマチュアゴルフ選手権を勝ち抜いた選手など143名が出場する本選手権は、本年から再び4日間72ホール・ストロークプレーで争われる。
第1ラウンドの組み合わせは こちら(PDF)から
第2ラウンドの組み合わせは こちら(PDF)から
注目は、昨年の第100回記念大会を史上最年少で制し、日本オープンでも最年少ローアマチュアを獲得するなど飛躍を見せた金谷拓実。金谷は中国アマを制するなど本年も好調を維持しており、金庚泰(2005年大会、2006年大会)以来の連覇に期待がかかる。また、昨年惜しくもランナーアップに終わった中島啓太ら10代の選手の活躍にも注目だ。さらに、昨年の日本ミッドアマ優勝の豊島豊、関西アマ11位タイの成績で本選手権出場を決めた55歳の本年最年長出場の貝田勝之ら社会人も研鑚を積み重ねてきた技術を披露してくれることだろう。
会場の北海道ブルックスカントリークラブは、E・スニード氏と川田太三氏の両氏による設計・監修で1992(平成4)年に開場した北海道を代表するコースのひとつ。50万坪の広大な敷地の穏やかな自然の起伏と針葉樹を活かしたレイアウトが特徴で、1番から9番まではカラ松と白樺のコントラストの美しさに目を奪われるが、各ホールともフェアウェイにうねりがあり、正確なショットが求められます。一方の10番から18番は、スコットランドのリンクスを思わせる趣で、風景に惑わされない冷静な判断が求められる。同クラブでは、これまで北海道オープンや北海道アマチュアゴルフ選手権の他、シニアツアー競技が開催されています。JGA主催競技の開催は本選手権が初めてとなる、同クラブで日本一の座をかけて争う選手たちのプレーに括目いただきたい。
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