中山絹也は、第2ラウンドは2バーディ・2ボギーのパープレー72で回り、通算2アンダーパーで首位と2打差の4位タイにつけている。この日は「ショットが全般的に荒れていて、アプローチ、パットなどショートゲームでしのいだ。寒くて、風が吹き抜けていくところで風の計算が難しかった」と2アンダーパーで回った前日のようにはスコアを伸ばせなかった。この日の気温は正午の時点で14.2度。風速4.2m/sの風は、7月に入った時期としては、かなり寒く感じられた。そのため、全体的にスコアは伸びなかった。この日の平均ストロークは75.528で、その中での72は、立派なスコアだ。
中山は、日本アマチュアゴルフ選手権に
出場するのは昨年に続き、2回目。昨年はマッチプレーに進んだものの1回戦で敗退した。今年から競技方法がストロークプレーに変わり、「実力が出る」と彼にとってはこの変更は歓迎だ。日本女子アマも含め本選手権の選手の反応も、ほとんどがストロークプレーに変わったことを良しとしている。マッチプレーの試合がなくなってしまうのもさみしさを感じるものだが、閑話休題。
試合に話を戻そう。この試合が始まる前の彼の目標は、来年の日本アマの出場権を得られる10位以内だった。だが「いい位置にいるので、もう少し上を目指して頑張りたい」と軌道修正だ。「自分のできることをしっかり」やれば、おのずと結果はついてくる。これまでに三重県アマチュアや三重県ジュニア、中部中学校ゴルフ選手権春季大会などに優勝しているが、「全国区」レベルではまだ優勝経験がない。残り2日間に不安がないわけではないが、それを払しょくするようなはつらつとしたプレーを期待したい。
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