2016年度(第101回)日本アマチュアゴルフ選手権は8日、北海道苫小牧市の北海道ブルックスカントリークラブで最終ラウンドを行った。通算4アンダーパーで首位タイに並んだ比嘉一貴、坂本雄介、小斉平優和の最終組は、優勝争いのプレッシャーと気まぐれにコースを吹き抜ける風に翻弄され、なかなかスコアを伸ばすことが出来ずにホールを消化していった。その間隙をぬったのが、1打差の4位タイでティーオフした亀代順哉。亀代も8番まで2つスコアを落として苦しんでいたが、9番のバーディで息を吹き返すと、そこから4連続バーディで一気に首位をうかがうと、17番(パー5)でもスコアを伸ばし、この日69をマーク。通算6アンダー
パーでクラブハウスリーダーとなり、最終組のプレーを待つ。
その最終組で亀代を追いすがったのは、過去2度の2位の成績を残している比嘉一貴。比嘉も後半11、13番のバーディを奪ったものの、亀代と1打遅れて迎えた最終18番。パーオンを逃しながら起死回生のチップイン・バーディで亀代に並び、勝負はプレーオフに持ち込まれた。1ホール目を両者パーで分け合って迎えた2ホール目の18番ホール。比嘉がパーに終わったのに対し、バーディを決めた亀代に軍配が上がった。亀代順哉は、4度目の出場で初優勝。比嘉は、2012年、2014年に続き3度目の2位と涙をのんだ。
ディフェンディングチャンピオンの金谷拓実はこの日71とスコアを伸ばし切れず、通算4アンダーパーで小斉平優和とともに3位タイに終わった。
|