第1ラウンドから3日間首位を走ってきた小斉平優和は、第4ラウンドで3バーディ・3ボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばすことができず、通算4アンダーパーで3位タイに終わった。
ホールアウト後も「練習不足です。しょうもないミスをして、面白くないゴルフだった」と負けた悔しさをにじませていた。序盤は同じ組で回っていた比嘉一貴が1番、4番でバーディを奪い、リードしていたが、7番ホールで比嘉ボギー、小斉平バーディで一挙に逆転して、1打差のトップに立った。
しかし、後半に入って11番ホールで今度は比嘉がバーディ、小斉平ボギーで逆転を許してしまう。しかも1組前の亀代順哉も9番から4連続バーディを
奪い、その時点で一気に通算5アンダーパーで首位の比嘉と並んできた。優勝争いは混戦となり、小斉平も14番でバーディを獲って、スコアを通算4アンダーパーに戻して踏みとどまる。
しかし、彼の粘りもここまでだった。「ショットの調子が悪く、フェアウェイから打ってもグリーンを外していた。アプローチとパットでしのいでいた。簡単にボギーを打ってしまい、流れを悪くしてしまった」とトップの2人に追いつくことはできなかった。
日本アマ4回目の挑戦で、自己最高位の3位タイだが、笑顔はない。次の大きな試合は8月の日本ジュニアゴルフ選手権だ。昨年は2位タイに終わっていて、雪辱を果たしたいところだ。
今年は関西アマチュアゴルフ選手権に勝つなど、これまで以上に力をつけている。次戦での活躍を期待したい。
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