男子12歳~14歳の部は、明け方まで台風の影響で降り続いた雨の影響で重くなったコースコンディションの中、首位にイーブンパーの71ストロークで出利葉太一郎(福岡市立片江中3年)、金子駆大(名古屋市立南光中2年)、小木野太優(豊中市立第十四中3年)、岡田晃平(明徳義塾中3年)、寺辻真生(北本市立北本中3年)、商崎涼平(鹿児島市立谷山中2年)の6名が並ぶ大混戦の展開となった。
その中で、岡田はインコースからのスタートで前半を2バーディ、3ボギーの1オーバー37で折り返した。後半のアウトコースでは6番のパー5では残り70ヤードから第3打を1.5メートルにつけ、バーディを奪った。次の7番をボギーと
してしまうものの、8番ではセカンド残り160ヤードから7番アイアンで6メートルにつけバーディを奪い、34の1アンダーでトータル71のイーブンパーでホールアウトした。
「今日はアンダーパーで回りたかったです。ショットは悪くなかったですが、パットの距離感が合っていない感じでした」と今日のプレーを振り返った。「明日以降はパターを調整して頑張ります」と意気込みを語った。
また、同じくイーブンパーの71ストロークでホールアウトした商崎はアウトコーススタートで前半を2バーディ、1ボギーの1アンダー34で折り返した。後半の10番では6メートルのバーディパットを沈めると、12番では5メートルのバーディパット沈めて、一時トータル3アンダーまでスコアを伸ばした。しかしそこから15番、16番、17番と3連続ボギーを喫してしまい、イーブンパーでのホールアウトとなってしまった。
「後半の3連続ボギーはショットが曲がってしまい、パーオンせず、アプローチも寄らず、パターも入らずで…もう少しスコアを伸ばすことができた」と終盤の失速を悔やんだ。明日以降は「イライラすることなく、平常心でゴルフをしたいです」とテーマを掲げ上位を目指す。
中部ジュニアゴルフ選手権競技(男子12歳~14歳の部)で優勝し、「調子はいい」という金子だったが、前半は「ドライバーが右に曲がって」苦戦を強いられた。1番からスタートし、2番では7メートルのパーパットを沈めて、ピンチを切り抜けた。だが、3番、9番とボギーを叩いてしまい、アウトは2オーバーの37。途中で体を「しっかり左に回す」ように気を付けると、ショットが立ち直った。12番3メートル、17番で5メートルのバーディパットを沈めて、イーブンパーに戻した。「まずまず。明日もボギーを打たないようにして、アンダーパーで回りたい」と好スタートを切った。
インスタートだった寺辻は、10番でバーディスタートを切ったものの、12,14,15,16番とボギーが続き、3オーバーまでスコアを落としてしまう。「パッティングがずっとオーバー気味だったので、調整しようとしたら逆にショートしてしまい、タッチが合わなかった」。
それでもハーフターンしてアウトに回ると「アプローチが良かったので、曲げてグリーンに乗らなくても」パーを拾い、チャンスを待った。その辛抱の介もあって、1番、5番、9番とバーディチャンスをものにして、イーブンパーとした。「上出来。明日も今日のように攻めるところと守るところとメリハリをつけてプレーしたい。獲れるところでしっかり獲って」いくつもりだ。
同じくインスタートだった小木野は、この日は4バーディ、2ボギー、1ダブルボギーとやや荒れた内容のゴルフだった。「ドライバーはよかったけど、アイアンショットが曲がって」スコアメイクに苦しんだ。それでもほかの選手もスコアを伸ばすことができず、首位に並ぶことができた。「よかった。最終日に向けて優勝を狙える位置にいたい。明日もこの調子のまま最後まであきらめずにやりたい。3日間でアンダーで回りたい」と優勝を狙っている。
大混戦の本部門はだれが優勝するのか、予想もつかない。第2ラウンドもどのような展開を見せるのか、波乱の気配をうかがわせる。
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