昨日の雷接近によるサスペンデッドから一夜明け、36ホールの短縮競技となった本日は朝8時6分より競技が再開され、第2ラウンドの残りプレーが行われ、本競技での優勝者が決定した。昨日の残りホールでの決着となり、選手たちは一夜明け、気持ち新たに戦い抜いた。
その中で第1日に首位に6名が並ぶ大混戦となった男子12~14歳の部の中で、見事に日本タイトルを手にしたのは岡田晃平(明徳義塾中学3年)だ。17日に行われた第1ラウンドは4バーディ、4ボギー、イーブンパーの71で回り、昨日と今日で行われた第2ラウンドでは4バーディ、2ボギーのトータル2アンダーの140ストロークで2位に3打の差をつけ、見事に初優勝を飾った。
岡田は今年の四国アマチュアゴルフ選手権で6位に入り、勢いそのまま日本タイトルを手にすることに成功した。初日を「アンダーパーで回りたかった」という悔しさの中で迎えた第2ラウンドは「プレッシャーは結構ありました」と、本人も優勝争いを意識する中でのプレーで、ただ一人目標のアンダーパーで回った。
優勝の要因はパッティングを随所で沈めることができ、最近好調のアイアンショットが冴えたからだと言う。不調が続いたパッティングは、ゴルフを始めたきっかけでもある父の貴嗣さんからの「左の肘を締めるようにしてみたら」というアドバイスで修正することができた。自分の記憶がない2歳の時から練習場に足を運んでいたという。「いつも一緒に回るときは70台で回ります」という父からの助言で、日本タイトルを手にすることができたと言っても過言ではない。
岡田は現在、実家のある高知県中土佐町には住まず、明徳義塾中学校で寮生活を送っている。明徳と言えば松山英樹、「今までに会ったことはありませんが、松山さんは一番近くて遠い存在。凄い方なので、松山さんのようなプレーが出来るように頑張りたい」と、松山のゴルフを見ながらゴルフの技術を培ってきた。
今大会での目標は「最初はトップ3に入りたいと思っていました。初日を良い感じでプレーすることができたので優勝を狙いました」と自身の中での有言実行。今後の目標は「高校生になり、また日本ジュニアで優勝争いをしたい」と15~17歳の部でも優勝の座を虎視眈々と狙っている。小西健太(2009年、2010年)に続く2部門制覇をすることが出来るか、今後の活躍を期待したい。
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