JOCジュニアオリンピックカップ2016年度(第22回)日本ジュニアゴルフ選手権女子12~14歳の部は明日、埼玉県狭山市の東京ゴルフ倶楽部を舞台に開幕する。本部門には、51名の選手が出場し、3日間54ホール・ストロークプレーで優勝を争う。本部門で注目は、先の日本女子アマチュアゴルフ選手権で初出場ながら優勝争いを演じた梶谷翼(山陽女子中学1年)。小学生時代には、全国小学生ゴルフ大会で連覇を果たすなど、既にその名は知られている選手だが、先の日本女子アマチュアゴルフ選手権では、初出場ながら持ち前の飛距離と冷静なプレー振りで優勝争いの一角に食い込んで見せ、その実力の高さを示してくれた。その梶谷のライバルと目されるのが、特別承認で初出場となる笹生優花(HARVARD SCHOOL OF LAGUNA3年)。日本国籍とフィリピン国籍を持つ笹生は、8歳からゴルフを始めて以来、わずか6年で世界トップレベルの実力を培った。今年は、全米女子アマチュアゴルフ選手権で畑岡奈紗を破ってセミファイナリストとなったほか、日本女子プロツアーにも初出場を果たし、260ヤードを超えるドライバーショットで注目を集めたのも記憶に新しい。
また、両者とともに優勝が期待されるのは各地区ジュニアゴルフ選手権を制した選手たち。7時30分スタートの第4組には関西ジュニアで優勝を果たした山下美有夢(寝屋川市立第七中学3年)、東北ジュニア優勝の鶴瀬華月(南吉成中学2年)、中国ジュニアチャンピオンの尾関彩美悠(連島中学1年)、九州ジュニアを制した園田結莉亜(大分中学3年)が名を連ね、続く第5組では関東ジュニア優勝の佐久間朱莉(名細中学2年)、北海道ジュニア優勝の内田琴子(南幌中学2年)、中部ジュニアチャンピオンの中田寧々(寺井中学2年)、四国ジュニア優勝の石川夢香(西条北中学3年)が本部門初優勝を狙う。
本部門の舞台となる東京ゴルフ倶楽部は、1913年開場で1世紀以上の歴史を紡いできた。その中で、日本オープンゴルフ選手権、日本アマチュアゴルフ選手権などナショナル選手権が数多く開催され、名勝負が繰り広げられている。本部門の出場選手も、その歴史の1ページに刻む素晴らしいプレーを見せてくれることだろう。
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