2016年度(第70回)日本学生ゴルフ選手権は明日23日、兵庫県川西市の鳴尾ゴルフ倶楽部で開幕する。本選手権は、日本学生ゴルフ連盟からの推薦者98名の選手が出場し、4日間72ホール・ストロークプレーで男子学生日本一の座を争う。
本選手権の注目は、いずれも初優勝を狙う選手たち。昨年の全米アマチュアゴルフ選手権ベスト4の小西健太(東北福祉大学4年)、昨年大会で優勝争いを演じた阿久津未来也(日本大学4年)、松原大輔(日本大学4年)、石徳俊樹(大阪学院大学4年)は、最後の日本学生にかける思いは強い。さらに、昨年大会で2位、日本アマでもプレーオフの末に惜敗した比嘉一貴(東北福祉大学3年)は、3度目の正直で日本タイトル獲得を狙う。比嘉と同学年では、佐藤太地(東北福祉大学3年)のプレーにも注目したい。
今年、初出場の選手たちでは、ナショナルチームの在籍経験もある大嶋炎(大阪学院大学1年)の他、日本アマで活躍を見せた葛城史馬(大阪学院大学1年)らも虎視眈々と初優勝の機会をうかがっている。
関西を代表する難コースとして知られる鳴尾ゴルフ倶楽部で本選手権が開催されるのは、1957年、1960年以来の3度目。クレーン兄弟とC.H.アリソンが描いた開場当時の設計の原型を守り、脈々と歴史を紡ぎ、いまでも高麗グリーンを守る鳴尾ゴルフ倶楽部。パワーゴルフだけでは通用しない、ゴルフ競技の奥深さを感じさせるこのコースを制する選手は誰であろうか。
明日の第1ラウンドは、7時30分に第1組が1番ホール、7時35分に10番ホールから第14組がティーオフの予定だ。
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