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競技報告
【佐藤太地は初の全国タイトルのチャンスも「意識しすぎないように」】
第3日 競技報告:JGA 写真:JGA
佐藤太地(東北福祉大学3年)が通算2アンダーパーで14番ホールを迎えたとき、第1組を回る伊藤有志(東北福祉大学4年)が隣接する18番ホールをプレーしていた。伊藤は第1ラウンドを79と大きく出遅れたものの、64、65と激しく追い上げ、同じく通算2アンダーパーまでスコアを伸ばし、佐藤と並んでいた。そこで「少しでもリードしておきたい」と佐藤のスイッチが入った。その14番ホールでバーディを奪い、通算3アンダーパーとした。「ショットも悪くなく、グリーンを外してもアプローチ、パットが良く、うまくリカバリーができた」という通り、終盤のピンチもパーで切り抜けた。17番ホールはティーショットを右の林に入れ、2打目は出すだけ。残り100ヤードの第3打を1メートルにつけてパー。最終18番はティーショットを左のラフに入れ、ピッチングウェッジで打った第2打は左に引っ掛けてしまい、木に当てたもののボールは跳ね返ってフェアウェイに戻ってきた。このツキもあってやはり3打目をピンにピタリとつけてパーをセーブした。「踏みとどまって」通算3アンダーパーで単独首位に立った。

今回はドライバーを封印し、パー5以外のティーショットではユーティリティを使っている。
第3ラウンドのフェアウェイキープは「半々ぐらい」だったそうだが、深いラフ、硬いグリーンの鳴尾ゴルフ倶楽部を攻略するには、正確なティーショットが要求される。佐藤はこの課題をクリアできている。

これまで佐藤は北海道ジュニア(2010年)、北海道アマチュア(2013年、2015年)などに優勝し、ナショナルチーム(2013年、2014年)にも選ばれていた実績はあるものの、まだ「日本」タイトルは手にしていない。「優勝はしたいけれども、意識しすぎないようにしたい。昨日、今日と同じようにプレーできれば、結果もいい方向に行くと思う」と平常心を強調する。明日の第4ラウンドは大学の先輩、伊藤とも同じ組でプレーする。はたして、このまま逃げ切ることができるのか?

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