松原大輔(日本大学4年)は第4ラウンドを4バーディ・1ボギーの3アンダーパー67で回り、通算2アンダーパーで3位タイに入った。「自分のプレーをすることができた。しのいで、チャンスで獲って、この4日間で一番いい内容だった」と振り返った。一緒に回った光田智輝(中部学院大学3年)、比嘉一貴(東北福祉大学3年)といずれも実力者でリズム良く回れたことも好スコアにつながった。この日は2、6、10、14番とバーディを奪い、この時点で通算3アンダーパーとした。ほかの組の選手のスコアは気にせず、自分のプレーに集中した。
ところが15番(パー3)でグリーン手前のバンカーに入れてしまい、バンカーの手前のほうにボールが止まり、テークバックでバンカーのふちが気になるくらい近く、さらに左足下がりのライ、しかもホールロケーションがグリーン手前でカップまでの距離がない、という最悪に近いシチュエーションだった。結局、このホールはバンカーから寄せることができず、ボギー。さらに松原が難しいという16番から18番の3ホールはピンチの連続だった。17番は3メートルのパーパットを決め、18番はティーショットを大きく曲げ、ボールは隣のホールへ。幸い前を抜く空間があったため、パーセーブできた。「運がよかった」というホールアウトだった。優勝が同級生の阿久津未来也(日本大学4年)ということもあり、素直に自分の順位には納得していた。
9月にはセカンドクォリファイングトーナメント、アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップなどの試合も続く。「勝つためには運を積み重ねていくことも大事。しっかりゴルフを磨いていきたい」と次への試合へ目を向けていた。
|