2016年度(第70回)日本学生ゴルフ選手権は26日、兵庫県川西市の鳴尾ゴルフ倶楽部で第4ラウンドを行った。通算3アンダーパーで単独首位の佐藤太地(東北福祉大学3年)から3打差までに7人がひしめく大混戦となった最終ラウンド。最後は劇的な幕切れとなった。首位の佐藤が前半で1つスコアを伸ばして首位を堅守したまま、勝負は後半に移る。堅調なプレーを続ける佐藤を追ったのは、通算イーブンパーの5位タイにつけていた阿久津未来也(日本大学4年)。阿久津も前半を2バーディ・1ボギーで折り返すと、11、12番で連続バーディを奪う。14番でもスコアを伸ばした阿久津は通算4アンダーパーで佐藤に肉薄する。その後、パーを
積み重ねてホールアウトした阿久津に対し、佐藤は土壇場の17、18番で連続ボギーを喫してしまい、万事休す。結局、佐藤は1つスコアを落とし、阿久津が嬉しい本選手権初優勝を手中に収めた。1打差の2位には伊藤有志(東北福祉大学4年)、通算2アンダーパーの3位タイに佐藤と、この日67をマークした松原大輔(日本大学4年)が入賞した。
日本アマチュアゴルフ選手権2位の比嘉一貴(東北福祉大学3年)は、通算イーブンパーの7位タイ。初優勝が期待されていた小西健太(東北福祉大学4年)は、通算9オーバーパーの26位タイに終わった。
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