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競技報告
【終盤で逆転を許した佐藤は「詰めの甘さが出ました」】
第4日 競技報告:JGA 写真:JGA
通算3アンダーパーの単独首位に立った佐藤太地(東北福祉大学3年)は、好調なショットで前半からチャンスを量産していた。3番でこの日初バーディを奪うと、その後もパーオンを逃したのは1度だけと、スコアを伸ばせる機会を作ってみせる。しかし、鳴尾ゴルフ倶楽部の高麗グリーンがそれを許してくれない。もどかしい展開ながらも、前半で1つスコアを伸ばした佐藤は首位を堅守したまま、逃げ切りを図った。12番でボギーを叩いたものの、13番で5メートルのバーディパットを決めてスコアを戻し、追撃してくる阿久津との差を2ストロークとして最終盤を迎えた。

はたして、その2ホールで佐藤は連続ボギーを叩いてしまい、阿久津に逆転優勝をさらわれてしまった。「本当に…詰めの甘さが出てしまいました」と悔しさをかみ殺す佐藤。もちろん、最後の2ホールに悔いは残るが、「前半であと2つ…いや1つでもスコアを伸ばせれば…」とチャンスをものにできなかったことが悔しい。スタート前に、「今日は2つ伸ばせればと思っていました。阿久津さんのスコアを見ると、予想は当たってしまいましたね」と、目を伏せる。それでも、「歩みは小さいかも知れませんが、一歩ずつ、確実にステップをあがっている実感はあります。次は朝日杯なので、そこで頑張ります」と前を向いた佐藤。

阿久津は昨年大会の悔しさを「日本学生の借りは日本学生で返す」と意気込み、それを達成してみせた。敗戦から学べることは、悔しさだけではない。初の全国タイトルを目前にして取り逃した悔しさとともに、次への強いモチベーションは、きっと佐藤の歩みを大きなものに変えてくれるだろう。


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