今年の関西女子学生チャンピオンの松田なつき(同志社大学3年)が4バーディ・1ボギー、1ダブルボギーの1アンダーパー71で首位と2打差の3位につけた。
10番ホールスタートで11番2.5メートル、13番1メートル、14番1メートル強、18番1メートルと次々とバーディパットを沈め、前半を4アンダーパーで折り返した。後半は、1番ホールでティーショットを右に曲げ、林が邪魔になり、第2打はピッチングウェツジで木を超すだけで刻み、3打目のアプローチを2.5メートルにつけたが、無情にもパーパットはカップのふちに止まった。さらに5番ホール(パー4)ではティーショットを左のラフに入れ、左足下がりのライから第2打をバンカーに入れてしまう。第3打は出すだけ。ラフからのアプローチを1.8メートルに寄せるも、このパットを外して痛恨のダブルボギーとなってしまった。「調子はめちゃよかったわけでもなく、ミスがなかった」だけで、何となくスコアがまとまってしまったという風情だった。
鳴尾ゴルフ倶楽部の難しさは「ミスが許されない。グリーンが硬い」ので、ティーショットをラフに入れてしまうとグリーンをとらえるのが難しくなる。それゆえにティーショットの精度も問われるし、グリーンを外した時のアプローチも重要になってくる。「ゴルフの内容が良かったわけではないが、かみ合っている」とコースマネージメントがうまくできているようだ。
現在同志社大学ゴルフ部のキャプテンを務めているが、「プロを目指していたわけではないので、今まで大学に進めたことで安心をしてしまったというか、高校時代(大阪商業大高校)の時のような」ゴルフに対するモチベーションを保てず、バーンアウトの状態だった。それがキャプテンを任されたことにより責任を感じ、もう一度高校時代の時の気持ちを思い出し、立て直しを図った。その結果が「関西女子学生優勝」に結びついた。「前向きに行きたい」と関西に続き、「日本女子学生」のタイトルも狙いたいところだ。
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