前日首位に並んでいた金澤志奈(中央学院大学3年)が3バーディ・3ボギーのパープレー72で回り、通算3アンダーパーで首位をキープした。「前半はドライバーショットが結構曲がってラフに入ってしまい」スコアを落としたが、後半は「まっすぐ行ったので」スコアをまとめられた。
出だしの1番からボギーでスタートし、続く2番でも50センチのパーパットを外してしまい、連続ボギー。今日は「やばい」と思った。ティーショットが左に曲がった。「アイアンショットも良くなく、バーディチャンスにつかなかった」。序盤は苦しいプレーが続いた。しかし、途中で「力が入っていたのか」少しスウィングのリズムが速くなっていることに気づき、タイミングに意識を持っていき、修正を図った。これが功を奏し、7番で4メートルのパットを沈め、「やっと入ってくれた」とこの日最初のバーディを奪う。これで気持ちが「落ち着いた」。8番をボギーとしたものの、後半は11番で1メートルのバーディパットを決め、さらに最終ホール(パー5)は残り210ヤードの第2打を3番ウッドで2オンに成功。2メートルのイーグルチャンスにつけた。「入れたかったが」このパットは外してしまい、バーディ。通算3アンダーパーでのホールアウトとなった。
「前半はスコアが悪かったが、最後に戻せてよかった。明日につながる」と後半に盛り返したことが自信にもなっている。これで2位とは5打差になり、念願のタイトルに王手をかけた。昨年も第2ラウンドを終わって首位に立っていたが、最終ラウンドに崩れた苦い経験を繰り返すわけにはいかない。逆転負けを喫した昨年の悔しさをばねに、今年はリベンジを期す。
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