7位タイからスタートした渕野ひかる(同志社大学2年)は、最終ラウンドを4バーディ・5ボギーの1オーバーパー73にまとめ、通算5オーバーパーで2位に入った。スタート時点で首位とは7打差があったので「何も考えていなかった」と無欲のプレーだった。「毎日、前の日よりいいスコアで回ること」を目標に掲げ、第1ラウンド75、第2ラウンド73とクリアしてきた。第3ラウンドも前日と同じ73だったが、前日までは毎日ダブルボギーを叩いており、この日は「ダブルボギーをなくすことを心がけた。ドライバーで振っていくのではなく、刻んで行って、ダブルボギーを打たないように。悪くてもボギーで納める」ことができた。内容的には前日よりよかった。
開催コースの鳴尾ゴルフ倶楽部の所属プロである水巻善典は、現在同志社大学ゴルフ部の特任コーチも務めている。練習ラウンドでは一緒にプレーをする機会に恵まれ、「グリーンの芽やこちらからは速い」とか「このバンカーに入れたら絶対寄らない」など「グリーン周りについてアドバイス」をもらった。これは彼女には大いに参考になったようだ。
日本女子学生ゴルフ選手権は初めての出場で2位に入った。本選手権で「ラフに入れると厳しい。ショットの正確性が大事」だと学んだ。まだ大学2年生なので、あと2回はチャンスがある。今回の経験を活かして、今後の活躍につなげてほしい。
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