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競技報告
【逆転で初優勝の奥中は「1年の良い締めくくりとなりました」と破顔】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
トップと4打差でティーオフした最終ラウンド。「1つでも上の順位でホールアウトしよう」と誓ってスタートした前半9ホール。スコアカード通りパーを積み重ねて折り返すと、後半も好調なショットは確実にグリーンを捉えていく。後半は2バーディ・2ボギーとスコアをまとめ、この日イーブンパーでホールアウト。通算4オーバーパーで、クラブハウスリーダーとして、後続組を待つ形となった。奥中は、プレーオフに備え、すぐにパッティンググリーンへ向かい戦況を見つめた。上位グループが軒並みスコアを崩したため、逆転優勝という形で幕を閉じた。
「ラッキーもあったと思います。上位の人の実力は横一線。運が無いと今回の成績にはならない
」共に優勝を争った選手たちを称えた。戴冠が決まった瞬間、様々な選手が奥中に握手を求めてきた。周囲に慕われる奥中の優しい人柄が垣間見えた瞬間だった。その中には、日本シニアオープンローアマチュアを獲得したこともある引地理策の姿もあった。奥中とは同い年でともに関西地区を代表するトップ選手。良きライバルであり、お互いが目標ともする存在を前にしての優勝は、奥中の自信になったに違いない。

日本シニアゴルフ選手権と指定練習日が重なっていたため、日曜日の1日だけ練習日にあてたという奥中。コースの印象を、「アップダウンと風を考えるともう少し距離があるように感じました。グリーンが最高の仕上がりでコンディションが良かった」と語る。奥中の所属している泉ヶ丘CCと雰囲気や景観が似ていると話し、リラックスしてプレーが出来たことも良かったのだろう。
先週の日本シニアゴルフ選手権で調子を落としたショットの修正を行い臨んだ本選手権。「何が悪いのか判らなくなって、家に帰ってから練習した時にポイントが1つ分かった。インパクトが崩れていて、体が流れていた」とすぐに感覚を掴み、練習ラウンドからショットを修正。大会期間中はストレスなくプレーが出来た。また、パターも高速グリーンに備えて3本用意した。迷いはあったものの、1本に決め、打ち方を変える事で対応した。結果3パットこそあったものの、ショットでカバーをし、パーオンを多くする事ができた。

最後に今後の目標について奥中に聞いてみた。
「日本というタイトルを目標に戦っていたので、今回優勝できて目標が消えてしまうような怖さがあります。我々の年齢になると気を緩めると落ちていく一方だし。本選手権で今年の試合は最後なので、目標はオフにゆっくり考えます」今は優勝の余韻に浸っていた。「まずは感謝です。色んな人のお蔭で優勝する事ができました。日本ミッドシニアチャンピオンに相応しいマナーや技量を研鑽していきたい。」と力強く語った。今後の一層の活躍に期待したい。

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