2016年度(第38回)日本シニアゴルフ選手権は27日、愛知県春日井市の春日井カントリークラブ・東コースで第2ラウンドを行った。
昨日に続き天候には恵まれたものの、時折コース内を吹き抜ける強い風が出場選手を惑わせ、スコアを伸ばせないタフな展開となった第2ラウンド。厳しいコンディションの中、昨年大会で惜しくも優勝を逃した大友富雄が3バーディ・4ボギーの我慢のゴルフを続けて73でホールアウト。通算4オーバーパーで単独首位に立ち、昨年大会に続き単独首位で最終ラウンドを迎えることになり、悲願の本選手権初優勝に王手をかけた。
大友を追走するのは、19位タイでスタートした九州地区の強豪、榎隆則。榎はこの日のベストスコアの72をマークして、首位スタートの田村敏明とともに1打差の2位タイ。さらに1打差の通算6オーバーパーの4位には2003年日本シニアオープンゴルフ選手権ローアマチュアの引地理策、通算7オーバーパーの5位タイには2勝目を狙う小久江正人、昨年大会4位でアジア・パシフィックシニアゴルフ選手権出場を控える亀井隆と実力者がつけ、虎視眈々と逆転を狙っている。ディフェンディングチャンピオンの佐々木清士はノーバーディ・7ボギーの79と大きくスコアを落とし、通算12オーバーパーの17位タイと連覇は厳しい状況となった。明日の最終ラウンド、混戦模様の優勝争いに目が離せない。
なお、この日カットが行われ、通算19オーバーパーの60位タイ、70名が明日の最終ラウンド進出を決めた。
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