出場年齢の下限が25歳以上に引き下げられた昨年大会にルーキーで出場した細田有里(オリンピック)。初出場での39位タイは本人にとって満足のいく結果とはならなかったが、剣道朝来を期して臨んだ今年は、首位と3打差の2位と優勝争いの一角に食い込む好プレーを見せた。
10番ホールの最終組でスタートした細田は、前半を1ボギーと耐えた。我慢し続けた前半のご褒美ではないだろうが、後半の出だし1番でチップイン・バーディを奪って、流れに乗る。3、4番では連続バーディを奪い、一時は2アンダーパーまでスコアを伸ばして首位をうかがったが、5番でアプローチミスからボギーを叩いてしまい、流れを失う。続く6番では3パットで連続ボギー。8番(パー3)ではティーショットをバンカーに打ち込むと、これが目玉となり、痛恨のダブルボギーを叩いてしまう。それでも「あれは仕方がなかったですね」と気持ちを切り替えて最終ホールをパーで終えて、2オーバーパーに踏みとどまったのはさすがというところか。
若干26歳の細田は、最終ラウンドに向け「若さを武器に頑張ります!」と笑いながら話した。
3打差を逆転して初の日本タイトル獲得となるのか、熾烈な優勝争いが期待される。
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