2度目の本選手権出場で優勝杯を手にした岩上賢は、「今日は名門我孫子ゴルフ倶楽部でのプレーでしたし、丁寧にゴルフしようと心掛けました。でも、まさか優勝出来るとは」とネットスコア68での優勝に驚きを隠せない様子だった。アンダーハンディキャップ競技では、老若男女問わず、ゴルフの技量が違う人が対等に同じ競技に参加する事が出来る。「素晴らしい試みだと思います。色々な地区の方と楽しくラウンドできますし」と岩上自身ゴルフ特有のハンディキャップシステムを活用したアンダーハンディキャップ競技の存分に楽しんだ様子だった。
また、最年長77歳で出場の秋田弘之(サンレイク)が年齢を感じさせないプレーで、ネットスコア77の22位タイと健闘し、大会を盛り上げた。ゴルフ歴は約50年という秋田。所属コースからの紹介がきっかけでアンダーハンディキャップ競技に出場するようになったと言い、2012年大会男子Bクラスでは優勝を飾っている。「80歳まではやりますよ」と明るい表情でコースを後にし、来年以降の活躍にも期待したい。
長い歴史の中でもスクラッチ競技が多く開催され、ゴルフが強い人が集まっておこなう大会が主流となっている中で、今回参加した選手達は、アンダーハンディキャップ競技を通じてゴルフの楽しさを味わう良い機会の場となったに違いない。
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