昨年、有馬ロイヤルゴルフクラブで開催された全米女子オープン最終予選に続いて、2年連続で本選出場資格を勝ち取ったのが、松森彩夏。スタート前に「去年の最終予選がアンダーパーでカットだったし、今年の通過者が4人と聞いていたので、今年も同じくらいのスコアがカットラインになるだろうと思っていた」と予想していたが西コースをプレーした第1ラウンドをイーブンパーで終える。「このスコアで、意外とまだ圏内にいたので、後半少しでも潜れたらいいなと考えていた」と6位タイから上位4名の枠を目指して、東コースでの第2ラウンドをティーオフしていった。
しかし、松森の思い通りにスコアは動かず、バーディとボギーが交互に訪れて、アンダーパーの世界に届かない。それでも、松森はもどかしい展開にも最後まで集中力を切らさず、4バーディ・4ボギーのパープレー。通算イーブンパーで3位入賞を決め、2年連続での本選出場資格獲得に「去年のリベンジが出来るので楽しみ」と笑顔を見せた。
「去年は、本選の会場の雰囲気などに圧倒されてしまって…それをただ見て帰ってきただけ」とカットに終わった昨年大会を振り返ると、「今年は、雰囲気に飲まれないでプレーできると思います。まずは予選通過。その中でトップ10を狙える位置で戦えたら最高だと思います」と女子ゴルフ界最高峰の舞台へのリベンジに気持ちは高まっている。
|