見事7度目の栄冠を手にした三木逸子だが、歴戦の強者もこの日ばかりは不安がよぎったとのこと。「前半の3番ホールのパー5で短いバーディパットを外してしまって、そこからパッティングが打てなくなってしまったんです。リズムが悪くなっていましたね」。
大会1日目に好調だったドライバーは相変わらずフェアウェイを捉えていたものの、前半は5つのボギーを叩き、本人もまさかの41。「さすがに逆転されているかなとも思いました。でも前半は貯金を使い果たしてもいいという気持ちでプレーしたので、その切り替えが後半のプレーに繋がったのかもしれません」。
2日間大会だと、1日が良くてもう1日が悪いということは経験上よく
あることだと三木は言う。要するに想定内のこの日の前半のプレー内容だったというわけだ。決して焦ることなく、後半は1オーバーパーでまとめ、見事な逃げ切り優勝を披露した。
三木にとって7回目の優勝となるがこの大会はやはり特別な意味を持っていると言う。1年の目標でもあり、ゴルフができる限りは出場し続けたいとのこと。まだまだ向上心が衰えないレジェンドは8度目の栄冠を視野に入れている。
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