今年JGAナショナルチーム入りした古山彩佳(滝川第二高校)には、強化合宿で身に付いたことがある。3月にオーストラリアでガース・ジョーンズJGAナショナルチームヘッドコーチにスウィングをチェックしてもらった。そのとき、バックスウィングでの右ヒジの正しい動きを教えられ、テークバックでクラブヘッドがスウィングプレーンにスムーズに乗っていくようになった。このことが、ショット精度を高めてきた。
「具体的には、右ヒジのたたみ方と前腕部のローリングというんですか、ヒジを支点にした動きがわかりました。それでスウィングリズムもショットも安定してきて、あまり不安はない状態でボールに向かえるようになりました」
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高校2年生。2位に並んだ佐渡山理莉とは同学年でナショナルチームの仲間でもある。153センチと小柄だが、飛距離は十分に出る。1番(パー5)で554ヤードを2オンさせたことでも、その飛距離能力の高さを証明している。
スタートの10番(パー5)でもグリーンエッジからアプローチショットで50センチにつけて楽々のバーディ発進だった。ナショナルチーム入りして下半身、体幹部のトレーニングにもこれまで以上に時間を割くようになったことで体力アップを図れたという。
「このコースは、下りラインに乗せてしまうと速いので、できるだけ上りラインのパットが残るように距離を合わせながら狙っていったのが、このスコアにつながったと思います」
本選手権で注目していきたい選手のひとりである。
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