首位と4打差の16位タイにつけた安田祐香(洲本GC)は、強雨の中で1番ホールのティーショットを放っていった。時折コースを吹き抜ける風により横殴りの雨と悪コンディションでのプレーを強いられたが、「土砂降りの雨は嫌いではありません」と意に介せず、3番(パー3)で6メートル、9番では4メートルを沈めての2バーディで前半を終える。
雨もやんで雲の切れ間から日差しも差し込んできた後半には、さらにアクセルを踏んでスコアを伸ばした。12番では1.5メートルを沈めると、14番で3メートル、15番では1メートルとショットもピンを刺して連続バーディ。首位をいく新垣を捉えようと猛チャージを見せたが、再び雨が振
り始めた16番(パー3)でティーショットを右のバンカーに打ち込むと、17番ではティーショットをまたも右にミスして連続ボギーを喫してしまい、後半は1つスコアを伸ばすのにとどまってしまった。
結局、安田は5バーディ・2ボギーの69でホールアウト。通算4アンダーパーは暫定ながら3位タイに順位を上げて明日からの後半のラウンドで逆転を狙える位置につけた。
「自分は第1ラウンドと最終ラウンドが大事だと思っています。最初にオーバーパーを叩けば出遅れた感じがするし、最終ラウンドはスコアを伸ばさないと優勝争いに加われない」と、話す安田。では、ムービングデーと呼ばれる第3ラウンドはと問われると、「崩れないように耐えるゴルフ」と即答した。首位の新垣とは6打差。明日はピンチになっても耐え忍んで、最終ラウンドで優勝争いを演じられる順位に自らを置くことを第一にプレーするつもりだ。
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