日本女子アマチュアゴルフ選手権直前のJLPGAツアー、ニチレイレディスでベストアマになった自信は、平岡瑠依(よしのCC)にとって疲れよりも大きなものになっている。第3ラウンドは69とスコアを伸ばして通算6アンダーパー。首位と5打差の単独6位となった。スタートホールの1番(パー5)で第3打を1メートルにつけてバーディ発進すると、7番で2.5メートルのチャンスもものにした。その後はパー行進が続き、18番で5メートルを決めての69であった。
「ノーボギーでラウンドできたのが、第3ラウンドの最大収穫でした。実は、アイアンでいいショットと悪いショットがはっきりと分かれてしまって、ぴったりつくか、や
っとグリーンに乗っただけという内容でした。少ないチャンスでも69で回れたことはよかったのですが、できれば、もう少し(スコアを)伸ばしたかったですね」。
自信が欲(向上心)を生む。前を向かせる。これが、3回目の本選手権出場で、昨年は22位タイという結果だった。
「最終ラウンドは、前半にもっとスコアを伸ばして、できればバックナインでは優勝争いに加わりたい。フロントナインで勢いをつけてバックナイン勝負。そういう展開は自分にとっても夢なので、実現させたいです」
5打差からの追い上げを狙う気にさせるのも、直近でつかんだ自信の大きさであろう。
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