2017年度(第102回)日本アマチュアゴルフ選手権は7日、広島県東広島市の広島カンツリー倶楽部・八本松コースで第4ラウンドを行った。曇天の中での最終ラウンドは、通算10アンダーパーの単独首位でスタートした大澤和也(グリーンヒル瑞浪)が2オーバーパーとスコアを落としたものの、通算8アンダーパーで初優勝を果たした。
大澤はボギーが先行して前半で2つスコアを落とすと、3打差2位につけていたKyle Michel(オーストラリア)が3バーディ・1ボギーの34で大澤を逆転し、首位に踊り出る。この2人の優勝争いに加わったのは、通算5アンダーパーの3位タイグループにつけていた砂川公佑(大阪学院大)と
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今野大喜(恵那峡)、さらに中島啓太(那須小川)も3バーディで首位と3打差に詰め寄った。
この5人の優勝争いは、中島が16番を終えて3つスコアを伸ばして一時首位に並んだが、17番(パー4)で痛恨のダブルボギーを叩き失速。この日68でホールアウトしたものの、通算7アンダーパーで後続組を待つ。第11組でプレーしている砂川は、最難関の17番でバーディを奪い、通算8アンダーパーで迎えた最終ホールで、まさかのボギーを喫し中島と同スコアでこちらも最終組の結果を待つことになった。
その最終組、Kyle Michelが14番を終えて単独首位を堅守していたが、15番でボギー、17番でダブルボギーと3つスコアを落としてトップグループから脱落。大澤と今野のプレーに注目が集まった。今野は大澤に1打差をつけて試合をリード。両者は16番でお互いがバーディを奪い合うなど一歩も譲らず迎えた最終盤。今野が17番ボギーで両者が通算8アンダーパーで並ぶと、最終18番で今野がボギーを叩いてしまう。この2ホールをパーで凌いだ大澤が、74と2つスコアを落とす薄氷を踏む内容ながら、通算8アンダーパーで初優勝を果たした。最後まで優勝争いの中心にいた今野、中島、砂川は通算7アンダーパーで2位タイ。
地元広島で2度目の戴冠を狙った金谷拓実(尾道)は、5バーディ・3ボギーの70とスコアを伸ばしたが通算6アンダーパーで久保田皓也(東北福祉大)、Kyle Michelとともに5位タイ。比嘉一貴(PGAゴルフリゾート沖縄)は7番でダブルボギーを叩くなどこの日も奮わず通算イーブンパーの20位タイに終わった。
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