大澤優(開志国際高校 3年)は、距離が延長され、グリーン、バンカー、フェアウェイの形状を大幅に改造された霞ヶ関カンツリー倶楽部・東コースに苦戦し、耐えるゴルフを強いられた。
「距離が伸びたうえに雨が降って余計に長い」と感じられるコースコンディション。しかし、飛距離に頼るのではなく「ラフも重かったので、ラフに入れないように距離よりラインを大事にした」コースマネジメントが良かった。「今日は耐えて、耐えて、2個もバーディが獲れたので十分」とこの日は2バーディ・2ボギーのパープレー71で回った。
10番ホールスタートだった大澤は「10番から3ホールは難しいホールが続く。ここをパーとして、短いホールでチャンスにつけて、と思っていた。最後の長い9番(521ヤード パー4)のボギーはしょうがない。パー72という気持ちでやりました」と思い通りのプレーができた。
2年前の本選手権に出場した時は44位タイだった。昨年は関東ジュニアで49位タイと日本ジュニアには進めなかった。「2年前より自分も飛距離が伸びている」と長いコースでも対応ができている。首位と2打差の大澤は「最終ラウンドは最終組かその前の組でプレーしたい。優勝というより優勝争いをしてみたい。そういう位置にいられるように明日がんばりたい」と上位をうかがう。
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